妊婦さんや乳幼児の保護者をサポートする
小平市の妊娠と出産の支援制度
初めて妊娠と出産を経験する方は喜びと同時に分からないことも多く、心配や不安もあると思います。また将来的に妊娠や出産を考えている人にとっても、自分の住む街のサポートについては気になるところ。小平市では、そうした住民が安心して新しい家族を迎えられるように、また迎えてからの暮らしの不安を解消できるような支援を行っています。今回は、さまざまにある小平市の支援の中から、いくつかご紹介します。
妊婦健康診査受診料の一部補助が拡充
妊娠の経過確認などの目的で行われる妊婦健診。小平市では母子健康手帳と一緒に渡される「母と子の保険バッグ」に妊婦健康診査受診票が入っています。これは妊婦健康診査の一部を公費で受診できる票です。妊婦健診は原則は原則自由診療(保険適用外)ですが、受診票に書かれている項目は、助成が受けられます。どのくらいの金額が助成されるかは次の通りです。
「妊婦健康診査受診票」(14回分)1回目:9,680円、2~14回目:5,160円/回
「妊婦超音波検査受診票」(1回分)5,300円
「妊婦子宮頸がん検診受診票」(1回分)3,400円
また、嬉しいことに2016年4月より妊婦健診の検査に新たに項目が追加されました。HIV抗体検査(1回目の妊婦健診で行う)と子宮頸がん検診です。そして、妊婦超音波検査の対象が、35歳以上からすべての妊婦になりました。妊婦さんとご家族の安心感をアップさせる内容ですね。受診できる診療機関が拡充されたこともポイント。今までは、里帰り出産による都外の診療機関や助産所(一部)では助成ができませんでしたが、受診日に小平市民であれば、都外医療機関や助産所でも助成を受けられるようになりました。いろいろと拡充が図られた妊婦検診。受診する際には医療機関に提出することをお忘れなく。提出せずに受診した場合、後日の助成はないそうです。病院によって費用が異なったり、妊婦さんの状況により、助成が受けられない検査費用や公費負担上限額との差額が発生する場合もあるので、あらかじめ医療機関に確認や相談をしておくとより安心です。
出産後の悩みは一人で悩まず、子育て相談員に!
初めての子育ての方は、頼れる先生や経験者などがそばにいたら心強いでしょうが、必ずしもそういった方がいるわけではないことも。小平市ではそうした悩みを持つ方にとっての有益な場として、「子育てふれあい広場」を10の公立保育園、7つの地域センター、さわやか館、3つの児童館で開いています。ここでは乳幼児の子育てに関しての心配事や不安、悩みなどを子育て相談員に相談することができます。また、同じ気持ちを持つ保護者同士の交流なども行われます。専門の方や似た境遇の方と触れ合うことによって、みなさん、心にゆとりが生まれるようです。また小平市では、育児の援助を受けたい人と行いたい人を結ぶサポートもしています。例えば、冠婚葬祭で子どもを預けたい、幼稚園や保育園のお迎えに間に合わないなど。対象は生後57日から小学6年生までのお子さんを持つ保護者。サポートを依頼するには、まず説明会に参加して利用会員登録をする必要があり、その後申し込みはファミリー・サポート・センターに電話かファックスをします。そうすると、センターが依頼条件に合った提供会員を紹介してくれ、終了後に利用料を支払います。このサポートを利用すれば、子どもがいるから”諦める“ではなく、子どもがいても“できる”ことが増えますね。
このように小平市では、妊婦さんや新米ママ・パパをバックアップしてくれる制度が整っています。もちろんこのほかにも市内には、安心して利用できる子育て支援スポットがたくさんあります。小平市公式の子育て応援サイト(http://mama.kodachi-kodaira.jp/)もありますので、ぜひ参考にしてみてください。