とれたての野菜をお持ち帰り!
市内の農園で作業体験
自然とふれあう機会が減り、「食べ物はスーパーで買うもの」というのが常識になってしまった現代、東京では農作物が育つ様子を知る機会は少なくなりました。そこで、小平市の体験農園を利用してみてはいかがでしょうか。小平市では、4箇所の体験農園を開設しています。東京にいながらにしてできる農業体験、チャレンジしてみませんか?
小平の体験農園とは?
休日のレジャーとしても定着しつつある農業体験ですが、市内の農業体験は、苗を植えるだけ、収穫だけ、という断片的なものではなく、栽培から収穫まで一貫して農作業を学べる場所です。そのため、1期間10ヶ月前後と長期、すべての期間に参加が可能な方を対象としています。とはいえ、農園側が行う講習はほとんどが土日や休日、しかも月に2~3回度程度、1日数時間と無理のない頻度。今までお出かけしたり、おうちでまったり過ごしていた週末の1日を充てるなら、なんとかスケジュールを空けられるという方は多いのではないでしょうか。もちろん、講習以外も自主的に作業する必要はあるのですが、そちらは自由なスケジュールで行うことができます。お子様が学校に行っている間や、お仕事に行く前の時間など、ライフスタイルに合わせて作業予定を組んでみてはいかがでしょうか。
参加対象年齢は20歳以上、料金は40,000円~45,000円(税抜)です。募集の開始は毎年2月ごろ。市報で告知がなされますが、もちろん市役所に問い合わせても情報を得ることができます。また、追加募集がある場合は、市報で募集がかけられるそうです。種や苗、肥料、農機具などは農園が準備しておいてくれるので、筆記用具や動きやすい服装などのほかは、新たに用意する必要はありません。育てる野菜の種類は選ぶことはできませんが、4箇所の農園があるので、それぞれどんな野菜を作るか事前に問い合わせてみると良いかもしれません。
体験といっても、ただ農園主の畑を手伝うのではなく、自分専用の区画を任せてもらえます。区画の広さは1区画10㎡~30㎡と農園によって異なりますが、区画内で収穫された野菜は、自らの手で栽培した農作物として持ち帰ることができるのです。食卓に自分で作った野菜が並ぶなんて、ちょっと想像しただけでもワクワクしますよね。また、講習や実習だけではなく、交流会やイベントも盛んです。仲間たちと情報交換をしたり知識を教え合ったりと、助け合いながら農業を学べるのです。同じ志を持つ仲間たちとの交流は、かけがえのない体験となります。
個性的な4農園をご紹介
市内にある4つの農園、それぞれの特色をご紹介します。
A 体験農園「華農園」
小平市小川西町にある、生花栽培もする農園です。季節野菜の栽培・収穫、花作り、交流会、料理講習を行っています。料理講習では、漬物やジャムなど、自分たちの栽培した農作物を使ってできるメニューを教えてもらえます。蛍祭りや餅つき大会など、季節のイベントも盛んで、楽しみながら栽培を学びたい方におすすめです。
住所:小川西町5-43
利用期間:4月~翌年2月
講習日:第1・3土曜日(9~12時)
1区画:約28㎡、ほかに共同区画あり
年会費:40,000円(税抜)
B 学習型体験農園「みのり村」
玉川上水のすぐそば、上水本町にあるみのり村は、季節野菜の講習会と栽培、交流会や、園芸や食品に関するオプション講座を開催しています。農園の中央にビオトープがあり、ニホンアマガエル、ヒキガエル、トンボなどの生き物を観察できます。農業体験は20歳以上ですが、お子様を交えて参加できる自然とふれあう会も開催しています。
住所:小平市上水本町1-17-23
利用期間:4月~翌年1月
講習日:月2~3回
1区画:約10㎡、ほかに共同区画あり
年会費:40,000円(税抜)
C 体験塾「畑のおじさん」
小平駅から徒歩16分、天神町にある土づくりが自慢の農園。季節野菜の栽培、収穫、家族も交えての交流会もあります。普段は家族と離れて一人で学びに来る方も、家族みんなで楽しめる日があるのは嬉しいですね。
住所:天神町2-17-10
利用期間:4月~翌年1月
講習日:土曜日(月2~3回)
1区画:約30㎡
年会費:45,000円(税抜)
D 体験農園「グリーン」
花小金井駅より徒歩6分、特ににんじん、じゃがいもが自慢という農園。無農薬野菜作りも体験できます。安心できる野菜を作って家族に食べさせたい、と思う方におすすめの農園です。駅近なので、ほかにお仕事を持っている方でも通いやすそうですね。
住所:花小金井南町2-10
利用期間:4月~翌年2月
講習日:月2くらい(土曜日)
1区画:約30㎡
年会費:40,000円(税抜)
太陽の下で土をいじり、季節を感じながら農作物を育てる。そんな毎日を過ごしたら、新しい世界が拓けそうです。気になる方は、ぜひ一度訪ねてみてください。